台湾の作家を迎え、第2回「台湾文化講座」が早稲田大学で開催
「台湾からのたより」をテーマとした「台湾文化講座」が7月13日、中華民国(台湾)外交部、行政院文化建設委員会の主催、台北駐日経済文化代表処(以下、駐日代表処)台北文化センター、早稲田大学、横浜中華学院、中華民国筆会の共催により早稲田大学で開催された。同講座は昨年12月の開催に続き、2回目の開催となるもので、今回は聯合報副刊の主任であり作家でもある宇文正・女史、作家の鐘文音・女史を台湾から講師として招き、二部構成で講演が行われ、早稲田大学の江正殷・国際部副部長が司会進行、通訳を務めた。同講座の開催にあたり、駐日代表処の羅坤燦・副代表があいさつし、「台湾と日本との関係は緊密であり、台湾の文学者の中で、頼和さん、楊牧さん、鐘理和さんなど昔の作家は、いずれも日本教育を受けており、日本の方々にも知られている。彼らの作品を読んで、台湾の人々は日本に身近な思いを抱いており、多くの台湾人の日本への思いは、民族および国家の枠を越えたものと言える。今回、台湾の有名作家を招いての『台湾文学講座』の開催であるが、同講座を通して、台湾の新しい文学を日本の皆さんに紹介し、新しい作家の作品を心ゆくまで堪能し、現在の台湾の文学の状況を理解してもらえれば幸いである」述べた。