「キズナ強化プロジェクト」に招かれた台湾の青少年100名余が来日
日本政府による「キズナ強化プロジェクト」により招かれた台湾の高校生ら112名が9月15日~同23日の9日間の予定で来日し、16日に開校式が開かれた。同プロジェクトは、2013年3月末までに、台湾の高校生、大学生、大学院生合計350名を日本へ招待するもので、今回来日した112名は第一陣となった。一行は「観光教育」をテーマに東京で交流、見学などを行うほか、被災地の1つである岩手県の陸前高田市を訪問し、被災地の復興状況を実際に見たり、ボランティア活動を行ったりする。また、千葉や広島も訪れ、同世代の日本の青少年との交流やホームステイも行う予定である。開校式には、台北駐日経済文化代表処の陳調和・副代表があいさつし、「この機会は皆さんの人生の中で、貴重なものになると信じている。東北の被災地、千葉県、広島県などの訪問を通して、これまでに目にしたことのない、多くのものを見ることになるであろう。将来の台日間の密接な関係は、皆さんのような若者の双肩にかかっている。この訪問を活用し、日本の社会というものをしっかり観察し学んでほしい」とエールを送った。