被災した東北3県の高校生60名を国立故宮博物院展に招待
「台北 國立故宮博物院―神品至宝」展が上野の東京国立博物館(東博)でスタートする6月24日朝、台北駐日経済文化代表処(駐日代表処)は、東日本大震災で被災した岩手県、宮城県、福島県の高校生各20名および教師各2名、総勢66名を一般公開の前に同展の会場に招き、国立故宮博物院(以下、故宮)の馮明珠・院長と高校生たちとの交流会および見学会を行った。交流会には馮・院長(写真前列右2)、沈斯淳・駐日代表(同1)のほか、銭谷眞美・東博館長(同3)、公益財団法人交流協会の小松道彦・部長(同4)らも出席した。馮・院長はあいさつの中で、「中華文化と大和文化の交流の歴史は長くて深い。今回展示される文物は書画、磁器、刺繍など、いずれも2つの文化に関連したものが選ばれている。台湾の故宮と中華文化の美への理解を深めていただきたい」と述べた。また、現在、故宮のボランティアたちも被災した日本の東北3県の学校、病院を訪問し、今回の神品至宝展の紹介を行っていることなども紹介した。