金針花の咲き乱れる山肌―花蓮赤科山
ここは知られざる絶景として旅人に愛される土地。花蓮県の南部の玉里鎮に位置する景勝地です。赤科山は海岸山脈上にある山峰で、標高900メートルあまりの山肌にオレンジ色の色合いが印象的な金針花という植物が植えられています。この花はユリ科に属し、食用とされるのが一般的。標高が高く、気温も低いために生長の速度は平地に比べて遅めと言いますが、その分、雲や霧が充分な水蒸気をもたらし、豊かな味わいとなります。開花シーズンは毎年8月末から9月中旬までとなっています。花は摘まれた後、天日干しされます。最近は景観を楽しめる屋外カフェが次々にオープンしており、心ゆくまで花畑を眺められるようになりました。公共交通機関はなく、玉里駅からタクシーを利用するしかありませんが、訪れる価値は高い景勝地です。