金門新十景を訪ねる
金門は豊富な観光資源を誇る魅惑の島ですが、このたび、金門県政府の文化局によって「金門新十景」が選出されました。これまで金門は「戦地観光」という言葉で示される戦地遺跡の参観が主だったものになっていました。今回も莒光楼や建功嶼、翟山坑道などが入選していますが、往時の繁栄を伝える洋風建築や夕陽の美しさで知られる慈堤、また、島内各地に点在する金門の守護神「風獅爺」なども選ばれています。写真は風獅爺の中の一体です。風獅爺はそれぞれスタイルが大きく異なり、個性たっぷりです。これらを丹念に訪ね歩くという旅もまた、面白いかもしれません。金門県政府では風獅爺に関する資料を揃えているほか、現地発行のガイドブックなども出ています。金門新十景については台湾政府行政院の青年舗補委員会のウェブサイトにも紹介があります。