台湾南部に奇観を見る―龍頭山
台湾の南部、高雄県の山岳部にはルカイ族の暮らす集落が点在しています。ここは茂林郷にある景勝地で、その名は龍頭山。ここは崩れた土石が堆積して形成された地形で、その名の示すように、龍の頭のような形状をしています。首や背骨の部分までリアルで、一見の価値があります。この一帯は台湾でも数少ない完全な曲流地形となっており、典型的な環流丘陵として注目されています。なお、この先には多納温泉があり、心身の疲れを癒すことができます。野趣満点の秘湯で、雄大な山岳風景を楽しみながらの温泉浴が楽しめます。小さな集落なのでホテルやレストランなどはありませんが、ルカイ族の人々が経営する民宿がありますので、彼らの伝統文化に触れることができます。公共交通機関がなく、やや不便なのは否めませんが、訪れる価値は大きい行楽スポットです。茂林國家風景區管理處のウェブサイトに詳しい紹介があります(日本語あり)。