山間の終着駅を訪ねる―車埕駅
ここは昔懐かしい雰囲気に包まれた小さな駅。ここ車埕駅は南国情緒と楽しめる集集線の終着駅です。列車を降りると、かわいらしい駅舎が旅人を迎えてくれます。ここはかつては林業の町として栄え、周辺の山々で伐採された木材が集められていました。林業の没落とともに町は寂れていきましたが、ここ数年の観光 ブームにより再び注目を集めています。現在、当時の貯木池や製材所は観光用に 整備されており、行楽客で賑わっています。貯木地の周りには遊歩道や木造家屋 を用いたビジターセンターが設けられています。道ばたでは昔懐かしいアイス キャンディーなどが売られています。ここは集落全体がレトロな情緒に溢れており、そぞろ歩きが楽しい場所です。坂道が多く、覚悟は必要ですが、レンタサイクルのショップもありますので、周辺の散策を楽しんでみるのもいいかもしれません。