太魯閣峡谷観光の終点―文天祥公園
ここは太魯閣峡谷を代表する景勝スポットの一つ。観賞コースの終点に位置し、天祥という集落を見おろせる公園です。その眺めは太魯閣峡谷のイメージカットとしても定着しています。天祥は旧名をタビトといい、日本統治時代は桜の名所でもありました。現在の地名は戦後になって付けられたもの。その由来となる文天祥は宋の時代の宰相で異民族の侵攻に屈服せず、忠義を尽くしたことで知られています。この公園は日本統治時代に第五代台湾総督の佐久間左馬太を記念した神社があった場所。最近は花蓮を拠点に日帰りで太魯閣観光を済ませてしまう旅行者が増えていますが、ここ天祥で一泊し、早朝の散策を楽しむというのもおすすめです。