深坑―往年の面影を残す家並み
深坑は台北市に近い行楽地。最近、若者たちの注目を集めている探索スポットでもあります。ここには大正時代に建てられたという赤煉瓦の古い家並みが残り、「老街」と呼ばれて親しまれています。この老街はかつてはどこでも見られたもので、道路に面してぎっしりと家屋が連なります。いずれも正面にはバロック風の装飾を抱き、瀟洒な雰囲気が漂っています。また、こういった建物は商店と住居が兼用で、間口はそれほどでもありませんが、奥には倉庫を擁したところもあります。また、台湾式アーケードとも言われる「亭仔脚」も印象的です。台北からのバスを降りると、大きな樹が見えていますが、ここが深坑老街の入口。その先には駄菓子屋や雑貨屋などが並んでいます。台北からは十分に日帰りが可能です。MRT木柵駅からバスに乗り継げます。