日月潭のシンボル―文武廟
ここは台湾中部の景勝地・日月潭のシンボル的存在です。1938年に創建された廟で、庶民信仰の現場です。1996年に再建が施され、きらびやかな外観となっています。敷地は広く、ちょっとした公園のようですが、殿宇はその中央に位置し、朱色の瓦屋根が周囲の緑に映えて美しい眺めとなっています。内部は三つに分かれ、前殿では学問の神とされる文昌帝君、中殿では武将の関帝(関羽)や岳飛、後殿では孔子が祀られています。この廟で見逃してはならないのが高さ8メートルの巨大な獅子像。その大きさには圧倒されますが、どことなく愛嬌があって、定番の撮影スポットになっています。廟からは日月潭が一望でき、日月潭観光のハイライトとも言われています。環湖公車と呼ばれるバスでアクセスできます。水社のビジターセンターからは約10分です。