日月潭でサオ族の文化に触れる
台湾中部の景勝地・日月潭の周辺には人口約600名と言われるサオ族の人々が暮らしています。現在、台湾の原住民族は14の部族が政府から認定を受けていますが、その中で最も人口が少ないのがサオ族です。湖岸にあるイタサオ(漢名は徳化社)のほか、シンナツァツキイ(頭社)、テヴァット(水社)などといった集落を形成しています。最大の集落はイタサオで、ここにはサオ族の伝統歌舞が見られる邵族文化村や観光客相手のお土産屋などが並んでいます。湖岸に並ぶレストランではサオ族に伝わる部族料理を味わうことができます。珍しい食材が多く、日本では目にできない野菜などが豊富に食べられます。現在、イタサオまでは日月潭の玄関口となる水社からは船でアクセスできます。九族文化村へ向かうロープウェーもここに発着しています(乗り場までは徒歩15分)。