高雄の鉄道探索スポット「打狗鉄道故事館」
10月24日、高雄に新しい観光スポットが誕生しました。高雄市鼓山区にある「打狗(タカオ)鉄道故事館」です。ここは初代の高雄駅で、1908年に開業した台湾縦貫鉄道(現西部幹線)の終着駅でした(当時の表記は打狗)。現在の高雄駅が設けられてからは高雄港駅と改名され、貨物駅となっていました。今回、この駅舎が鉄道文物を展示するスペースとしてリニューアルされました。かつての駅長室や事務室のほか、日本統治時代に使用されていた荷札入れの棚や金庫、時刻表、古地図などが展示され、興味深いものばかり。日本統治時代のスタンプなども複製されており、自由に押すことができます。同館の運営は中華民国鉄道文化協会に委託されており、同会の常務理事で、切符のコレクターとしても知られている謝明勲さんが館長を務めています。月曜定休で、11時から夜20時までオープン。MRT西子湾駅2番出口の目の前にあります。鉄道ファンならずとも訪ねてみたいスポットです。