温泉をテーマにした博物館-北投温泉博物館
北投温泉は台湾を代表する温泉郷。台北にも近く、連日多くの湯治客が訪れています。ここはその北投のシンボルとなっている歴史建築。瀟洒な雰囲気をまとった郷土資料館です。もともとは日本統治時代に公共浴場として造営された建物で、竣工は1913(大正2)年。当時は東洋随一の規模を誇る浴場として名を馳せていました。一階部が煉瓦造りで二階部が木造となっており、ハーフティンバーと呼ばれる独特なスタイル。館内では温泉文化についての紹介があるほか、北投地区の古写真や地図、歴史文物などが展示されています。入浴はできませんが、往年の浴場は見学が可能です。2階には座敷広間も残されています。入口は二階に設けられていますが、ぜひ一度は公園側から建物全景を眺めてみましょう。その美しい外観に圧倒されるはずです(台北市北投区中山路2号、02-2893-9981、9:00~17:00、月曜休館)。