台湾南部のレジャー農場を訪ねる―走馬瀬農場
ここは台南市の玉井・大内の両区の境界に位置しているレジャー農場です。もともとは平埔族(平地原住民)のシラヤ族が暮らしていた土地と言われていますが、現在は豊かな農業地帯となっています。農場は三面が曾文渓に、一面が山に囲まれています。面積は120ヘクタールにもおよび、その中の3分の1ほどの土地に牧草が植えられており、草原のようになっています。ここ数年の間に数々のレジャー施設が整備され、本格的な宿泊施設のほか、キャンプ場なども設けられています。家族旅行のほか、修学旅行や遠足、企業研修などで利用されることも多くなっているそうです。毎年春と冬には「走馬瀬牧草祭り」が開催されます。これは牧草の生態展示をはじめ、エコツアーなど、様々な行事が催されます。豊かな自然生態環境のもとで、大自然の恵みを全身で感じ取られると好評です。