陽明山で野菜料理を味わう
台北市の北側、士林区にある陽明山は避暑地として知られています。陽明山とは独立した一つの山峰ではなく、地域名を示す呼称で、日本統治時代は草山(そうざん)と呼ばれていました。ここの名物になっているのは当地で栽培された各種野菜が味わえるオープンスタイルのレストラン。地鶏料理と並ぶ、ちょっとした名物になっています。龍鬚菜(ハヤトウリ)、山蘇(オオタニワタリ)、川七(アカザカズラ)など、日本ではほとんど見られない野菜類も多く、食べ比べの楽しみがあります。こういったレストランには店先にずらりと野菜が並べてあって、壮観な眺めとなっています。値段も手頃で一人当たりの予算は300元程度。レストランは点在しているので、アクセスがやや不便なのが難点ですが、行く価値は十分にあるでしょう。できれば大人数で訪れて、いろいろとオーダーしてみたいところです。