草嶺古道をハイキング
台湾北部に残る古道を散策。草嶺古道は先人たちが造り上げた歴去ある古道です。古くは「淡蘭古道」とも言われ、重要な物資の搬送ルートでした。新北市貢寮区から宜蘭県頭城鎮の大里までを結ぶ全長8.5キロ。道沿いには常緑広葉樹林が生い茂り、鬱蒼とした緑を楽しめます。山越えの道ではありますが、坂は比較的緩やかで、手頃な散策コースになっています。途中には古めかしい石組みの橋や奇岩、そして、清国統治時代の石碑などが残っており、歴史探索も楽しめます。途中には何カ所か、涼亭も設けられているので、のんびりと自分のペースで歩いてみましょう。子供から老人まで、ハイキングを楽しめるルートです。頂部には福徳祠という小さな祠があります。その前には新北市と宜蘭県の県境碑が建てられていますので、記念撮影をしてみてください。公衆トイレも完備しています。全行程の所要時間はゆっくり歩いて約4時間です。 ただし、天候が急に変化することもあるので、雨具を事前に用意するようにしましょう。