澎湖の離島・桶盤嶼の夕陽
桶盤嶼は澎湖列島を構成する島の一つ。馬公本島からは約6海里の距離にあります。この島の形状は少し変わっていて、島全体が台地のようになっています。四周には紋理がはっきりとした玄武岩の石柱が並んでいます。柱状節理が澎湖の中で最も発達しているため、観光客のみならず、地質学者たちも頻繁に訪れているといいます。激しい風化と浸食作用により、菱形だった岩柱は円形になり、色も酸化し褪せていきました。また、一部の玄武岩柱の先端は風化により球状になっています。特に西南海岸の海蝕台地の景観は広く知られており、玄武岩溶岩が湧出する過程で形成された同心円の台地があり、「蓮花台」と呼ばれています。ここは夕陽鑑賞のスポットでもあります。桶盤嶼を訪れる際にはぜひ足を運んでみましょう。