黒マグロの水揚げで活気づく屏東県東港
台湾南部最大の漁港である東港。ここは「黒鮪魚(クロマグロ)の故郷」として知られています。水揚げ量は世界屈指とも言われ、5月から7月初旬にかけてがシーズンとなっています。ここを訪れるならば早起きは必須。早朝7時頃までは大型漁船が次々と港に戻ってきて、クレーンでマグロが運び出されます。その活気溢れる様子には圧倒されるはずです。東港でマグロ漁が盛んになったのは今から約20年ほど前からで、当時は大半が日本に輸出されていました。しかし、12年ほど前から台湾の国内での消費量が激増したため、輸出量は減りました。東港漁協によれば、ここで水揚げされる黒マグロはフィリピン沖を回遊しているため、他の漁港のマグロよりも脂がよくのっているとのこと。市場内には直売ブースも設けられているので、ぜひここで新鮮なマグロを味わってみましょう。また、港付近にある海鮮料理店ではマグロを用いた創作料理も供しているので、こちらをトライしてみるのもおすすめです。