水道をテーマとした個性派博物館―自来水博物館
台北市の南部に位置する公館地区は、国立台湾大学を中心に開けた文教エリア。ここはそんな中にある個性派博物館です。日本統治時代に設けられた水源地を「自来水文化園区」として整備したもので、博物館はその一部となっています。「自来水」とは中国語で水道施設、もしくは水道水を意味する言葉です。ここでは生活用水についての展示を行っていますが、一番の見どころは1908(明治41)年に造営された旧ポンプ室。半円状に広がった建物には列柱が並び、美しい景観を誇っています。館内にはかつてのポンプやモーターなどが展示されており、興味が尽きません。この博物館の裏手には緑豊かな丘が広がっており、散策歩道が整備されています。坂道や石段が続くので、暑さの厳しい日中は避け、早朝か夕方に訪れるのがおすすめです。行政院青年輔導委員会のウェブサイトに詳しい記事が掲載されていますので、こちらもご覧下さい。