山腹に位置する古寺を訪ねる-開山凌雲寺
淡水の対岸に位置する八里。ここは観音山の中腹に位置する古刹です。凌雲寺は二つの寺院から成り立っており、一つは開山凌雲寺、もう一つは新しく建てられた凌雲禅寺です。前者は凌雲古寺と呼ばれることが多く、その歴史は1739年まで遡ります。写真は古色蒼然とした廟宇の様子。周囲の緑に映え、独特のたたずまいを誇っています。この後方に位置するのが凌雲禅寺です。こちらは規模が大きく、本尊には千手千眼観音菩薩が祀られています。裏手には山岳歩道が伸びており、人気のあるハイキングコースになっています。観音山の山頂からは淡水の町並みや台北港などが一望でき、天気がよければ、台北までもが眺められます。なお、開山凌雲寺では毎週日曜の朝、凌雲禅寺では毎週日曜の昼に精進料理を提供しています。