サイクリングロードになったトンネル―草嶺隧道
台湾ではサイクリングがとても盛んで、自転車専用道路が数多く整備されています。ここはその中でも変わり種のひとつで、鉄道のトンネルをリニューアルしたサイクリングロードです。トンネルの名前は草嶺隧道。現在はすでに新しいトンネルが完成しており、旧トンネルは廃線になっています。旧草嶺隧道は郷土の歴史を伝える文化財という発想で保存され、このような形で整備されました。照明器具にはレトロなランプが用いられ、トンネル内の退避所からは録音された列車の走行音が流れます。また、鉄道に関する文物も展示されています。最寄り駅は宜蘭線の福隆駅。駅を出ると周辺にいくつかのレンタサイクルショップがあります。近郊には海水浴場などもあり、散策が楽しめるほか、名物の駅弁も味わうことができます。