城壁と城門が残る恒春
台湾最南端に位置する恒春は墾丁国家公園のゲートにもなっている都市。人口は3万あまりと大きな町ではありませんが、小さいながらも活気に満ちており、散策が楽しい場所です。この町の最大の特色は四方を城壁に囲まれていること。城壁は清朝時代の1875年に築かれ、すでに1世紀以上の歳月を経ています。東西南北に設けられた城楼も修復され、この町のシンボルとなっています。中でも東門と南門の保存状態は良好で、東門はアーチ型の城門と城壁が一部残っています。そして、南門はロータリーの中央にあり、風格を保っています。西門は城門が残っていますが城楼はありません。そして、北門は城壁が朽ち果てており、枯れ草が生える侘びしい姿となっています。いずれも散策には手頃なので、のんびりと歩いてみてはいかがでしょう。西門の周囲には屋台街なども出ています。恒春は高雄方面と墾丁国家公園を結ぶバスが頻繁に発着しており、墾丁観光の拠点にもなっているので、気軽に訪れることができます。バスターミナルを中心に散策を楽しんでみてください。