西引島の「國之北疆」
馬祖列島の中でもかなり孤島のイメージが強い東引島。実際は東引島と西引島がありますが、両者は繋がっており、現在は自動車でも普通に移動が可能になっています。今回紹介するのは西引島の北西に位置する行楽スポット。清水澳という管制歩哨のさらに先を200メートルほど進んでいきます。ここは中華民国政府が実効統治する最北端の地となっています。「國之北疆」という名で呼ばれ、ちょっとした公園のように整備されています。目の前には大海原が広がっています。大きな石碑が設けられているので、ここで記念撮影を楽しみましょう。公共交通機関がなく、タクシーなども台数にかぎりがあるので、訪問はかなり不便なのですが、荒涼とした独特な景観が楽しめる場所です。なお、東引の特有種としても知られている馬祖ヒガンバナも見ることができます。