生まれ変わった古い家並み-台南の新美街
悠久の歴史を誇る古都・台南。市内には随所に古刹や古蹟が見られ、路地裏をのぞくと、風情溢れる家並みが広がっています。ここ数年は老家屋をリノベーションする動きが盛んになっており、注目されていますが、中でも、赤崁樓の近くにある新美街は必見のスポットです。ここはかつて「米街」と呼ばれ、紙の伝統工芸品を扱う店が数多くありました。最近はそれらがカフェやレストラン、文具店、アクセサリーショップなどとして生まれ変わり、話題となっています。もちろん、今でも昔ながらの理髪店や洋装店などが残り、地元の人々の暮らしぶりが感じられます。新旧が入り交じった風景はこのエリアならではの魅力と言えそうです。また、125巷には往時の様子を残そうと、豆花や臭豆腐といった台湾伝統の軽食を描いたユニークな壁画があります。散策の際は、これも眺めておきたいものです。