かつての神社が市民の憩いの場に~嘉義公園
台湾の南部、嘉義駅から中山路をまっすぐ進むと嘉義公園へと到着します。ここは戦前に開設された公園で、敷地面積は約268,000平方メートルを誇ります。地勢に沿って造営され、深い緑に包まれています。ここのシンボルは高さ40メートルの「射日塔」。これは阿里山地区に暮らすツォウ族の「射日神話」をモチーフにしたものです。ここの階上からは嘉義市街が一望でき、美しい景色が楽しめます。また、公園の入口近くには噴水があり、かわいらしい小便小僧が立っています。これは戦前にベルギーから贈られたものとされ、70年以上の歴史を誇ると言われています。園内には遊歩道なども整備されており、市民の憩いの場となっています。