金瓜石・黄金博物館を訪ねる
かつては金鉱で栄えた金瓜石。現在、ここは台湾北部有数の行楽地となっています。往時の面影を今に伝える遺跡や建造物が数多く残っていますが、中でも太子賓館はメイン級の扱いを受けている建物です。金瓜石の中心にあり、台湾の鉱業史や文化についての展示があるほか、金瓜石や九份の歴史が紹介されています。1階には坑道の模型があり、全体像が理解できます。ぜひ訪れたいのは2階にある重さ220キロの金塊です。ずっしりと重い金塊は大きさこそ、それほどではありませんが、重さや大きさでは計り知れない何かが感じられるはずです。また、博物館に隣接して「本山五坑」と呼ばれるかつての坑道も残されており、実際に坑道の中を歩くことができます(体験料50元)。博物館は参観無料で、毎月第一月曜が定休となっています。