朝霧に包まれたパイナップル畑―台南市關廟
パイナップルは台湾を代表するフルーツの一つ。台南市の關廟はその産地として全国的な知名度を誇ります。市内から車を30分ほど走らせると、広大なパイナップル畑が見えてきます。台湾のパイナップルは一年を通じて栽培されますが、特に春先から夏にかけての収穫量が多くなっています。ここで栽培されているのは「金鑽」と呼ばれる品種。栽培時に管理がしやすく、甘さがたっぷりなので多くの人に愛されています。台湾のパイナップルは多くの種類がありますが、その中でも断トツの人気を誇ります。金鑽パイナップルは苗を植えてから約15ヶ月で収穫できるようになります。表面が日焼けしすぎないように一個ずつ新聞紙で包み、亀裂がくっきりしたらこれが熟し始めたサインになります。収穫作業は夜明け前の早朝4時頃からスタートし、8時頃には終了します。青果市場や街なかの果物屋で気軽に購入できるので、ジューシーな台湾パイナップルをたっぷり味わってください。