巨大なガジュマルが目を引く「台中文学館」
台中の旧市街に位置する台中文学館。その昔、台中市は台湾文壇の中心となっていました。当時は「櫟社」や「台湾文社」といった文学サークルがあったほか、台湾の郷土文化の興隆に尽力した林獻堂氏によって台湾文化協会も設立されました。ここは1932年に警察宿舎として建てられた建物を再利用した空間です。家屋群は2009年に歴史建築に指定され、2016年から一般開放されるようになりました。1863坪という広々とした敷地内には6棟の木造家屋が残っており、常設展示エリア、テーマ展示エリア、児童文学エリア、研修講堂、カフェ・レストランなどに分かれています。広場には巨大なガジュマルの樹が生い茂り、見事な眺めとなっています。保存状態の良好な木造家屋と、生命力溢れるガジュマルは、一見の価値があります。