台湾街角

屏東県にある小琉球は、黒マグロの水揚げで知られる東港からフェリーで約30分の距離にある島です。ここは台湾で唯一、隆起サンゴ礁で形成されており、青く透きとおった海と白い砂浜で知られています。近年は「アオウミガメ（緑蠵亀）」の存在でも注目を集めています。島ではここ十年あまり、地元の有志たちが海中のゴミを除去する努力を続け、自治体も3カイリ以内での漁網の使用を禁止してきました。これが功を奏し、今では数百匹のアオウミガメが島の周囲を回遊すると言われています。陸上からでも観察できるスポットがいくつかあり、かなりの確率で海亀たちに遭遇することができます。島では電動バイクを推進したり、使い捨てのプラスチック容器の使用を減らしたりして、生態保護に努めています。