司馬庫斯~タイヤル族が暮らす集落で巨木散策
台湾の北西部、新竹県の尖石郷玉峰村に「司馬庫斯(スマグス)」と呼ばれる集落があります。ここは海抜1500メートルの場所にあり、台北からバスで約4時間以上の時間を要します。ここではタイヤル族の人々が伝統に従った生活を行ない、共同生活をしています。台湾で最も遅く電気が通った場所と言われ、長らく「陸の孤島」と言われてきました。その分、手つかずの自然が残され、集落のはずれには9本の巨木が見られます。村人の手で拓かれた登山歩道も整備されています。往復で5時間ほどかかりますが、傾斜は少なく、子供やお年寄りもハイキングが楽しめます。巨木の最高樹齢は約2500年。大きくて太い幹が天に向かって伸びている姿は圧巻です。神々しくもあり、これを見るだけでも訪れる価値はあると言えるでしょう。自然豊かなタイヤルの郷をぜひ訪ねてみたいものです。