国立台湾博物館鉄道園区~歴史建築を用いた鉄道博物館
台北市の中心部、延平北路と忠孝西路の交差点に瀟洒な建物が威容を誇っています。ここは1919年に台湾総督府鉄道部庁舎として建てられたもので、一階は赤レンガ造り、二階は木造というハーフティンバー構造となっています。現在、ここは台湾の鉄道文化に関する博物館として整備されており、2020年7月にオープンしました。百年にわたる台湾の鉄道史がさまざまな形で紹介されています。模型の展示などもあり、世代を問わず、楽しめる空間となっています。特に人気が高いのは、1970年代の家並みを再現した大型ジオラマです。定時に列車が走るので見逃さないようにしましょう。広々とした敷地内には正八角形のトイレや電源室、職員食堂だった建物も残っており、建築好きも楽しめます(写真は巨大なジオラマ)。