合歓山~海抜3417メートルから眺める雲海
合歓山は南投県と花蓮県の県境にある山岳です。標高は3417メートル。大甲渓や濁水渓、立霧渓といった河川の水源となっています。合歓連峰は主峰と東峰、北峰、西峰、石門山、合歓尖山などからなります。玄関口となるのは埔里で、ここから霧社を経由して赴きます。この道路は東アジアで最も高い場所を走る道路と言われています。合歓山の最大の特色は、山頂まで草木が生え、蝶が舞い、鳥のさえずりが聞こえること。高山植物はもちろんのこと、鳥についても台湾特有種(固有種)のタカサゴマシコ(酒紅朱雀)やタイワンキンバネガビチョウ(金翼白眉鳥)といった珍しい鳥が見られます。両者とも台湾の山岳地域のみに棲息する鳥なので、ぜひともその可愛らしい姿を愛でたいものです。