マンゴーの郷。台南市玉井
今や台湾を代表するフルーツとなったアップルマンゴー。現地では「愛文芒果」と表記されますが、その人気は台湾内に留まることなく、世界中の人々を魅了しています。その一大産地となっているのが台南郊外の山麓部です。台南市の玉井区は「マンゴーの聖地」とも言われており、夏を迎えたこの時期は町中がマンゴーの芳香に包まれます。玉井を訪れたら、中心部にある青果市場は必ず訪れたい場所。山積みになったフルーツに圧倒されるはずです。夏場はマンゴーがメインになりますが、そのほかにも、パイナップルやパパイヤ、ドラゴンフルーツなどが見られます。また、マンゴーとは言っても、その種類は豊富で一番人気の「アップルマンゴー(愛文芒果)」のみならず、土着種のマンゴーやリュウガンの香りがするという「黒香」、粒の大きい「玉文」など、十種類以上のマンゴーが見られます。市場の周辺にはマンゴーかき氷を出す店が集まっているので、ここでたっぷりマンゴーが味わえます。