宜蘭文学館で木造家屋の趣に触れる
蘭陽平原の中枢として機能する宜蘭市。緑豊かな穀倉地帯に囲まれた美しい街として知られています。市街地には日本統治時代の老家屋が数多く残り、建築散歩が楽しめます。宜蘭文学館はかつて宜蘭農林学校校長の邸宅として建てられた家屋で、現在は史跡として扱われています。建物は和洋折衷のスタイルで、広い庭を擁します。喫茶店としても利用されており、畳が敷かれた店内でゆっくりくつろぐことができます。「文学館」を名乗るだけあって、数々の書籍が置かれているほか、各種イベントや文学講座なども催されています。ここでは台湾茶のほか、様々なドリンクを楽しめますが、ぜひ試してみたいのが地元の特産品であるキンカンやキンモクセイのシロップを用いた飲み物。暑い時期には縁側に座って緑を眺めながら、のんびりしたいものです。