タイヤル族の仙郷「スマングス(司馬庫斯)」を訪ねる
台湾の北西部に位置する新竹県。その山岳部には手つかずの自然が残されています。ここ「スマングス」(Sumangus)は山間深い集落で、漢字では「司馬庫斯」と記します。海抜約1500メートルの場所にあり、タイヤル族の人々が暮らしています。奥まった場所に位置するため、電気が通ったのも1979年のことでした。こういった場所なので、大自然の美が残されています。現在、集落はタイヤル族の伝統共同社会を再現しており、住民で組織される「部落会議」を軸とした共同生活をしています。公共交通機関によるアクセスはできないので、ツアーなどに参加する必要がありますが、訪れる価値はあります。ただし、朝夕はかなりの冷え込みとなりますので、注意が必要です。