天日式の干し柿作り~新竹県新埔
台湾の北西部に位置する新竹県の新埔。ここは「干し柿の郷」として知られています。台湾でも干し柿は広く親しまれており、この時期を迎えると、必ずや干し柿作りの様子が話題となります。台湾の干し柿は日本のように吊るすタイプではなく、ざるを用いて陽に当てることが特色。重要なのは、秋口から冬にかけて山から吹きつける冷風を当てることで、これが干し柿の味わいを育くむとされています。現在、新埔は台湾最大の干し柿の産地となっています。見学も可能な観光農園などもあり、カフェを併設しているところもあります。オレンジ色に熟した柿が一面に広がる光景を愛する人は多く、毎年この時期に訪れ、撮影を楽しんでいるファンもいるほどです。