宜蘭名産のキンカンを味わう
台湾東北部の宜蘭県はキンカンの産地として知られています。日本のキンカンとは見た目がやや異なり、楕円形で、酸味が強いのが特色とされます。蘭陽地方は雨や霧が多い土地なので、キンカンの栽培に適していると言われます。主に、員山郷や礁渓郷、三星郷が産地となっており、実に台湾産の約9割がここで栽培されています。これを蜜漬けにした「蜜餞」という菓子が古くから愛されているほか、キンカンから作ったお茶「金棗茶(キンカン茶)」もおすすめです。これはジャム状にしたキンカンをお湯に溶かして飲むもので、喉にいいと言われています。値段も安く、お土産にも最適です。