南方四島の旅~東嶼坪嶼(澎湖県)
東嶼坪嶼は澎湖諸島の南部に位置する島。面積は0.48平方キロメートルで、他の島々と同じく、玄武岩で形成されています。西嶼坪嶼と同様、澎湖諸島の中では若い地層となっており、800万年前の地殻変動によって生まれた島とされています。南と北に山があり、その間は台地のような地形となっています。特に島の北東岸は険しい地形となっています。港の周辺には集落もありますが、人口は極めて少なく、現在、暮らしているのは10戸あまり。人口は20名ほどとなっています。家屋は大半が廃墟になっていますが、これが独特な雰囲気を醸し出しています。台地上にはかつては田畑がありましたが、現在は遺棄され、草原となっています。ここからは廃墟となった集落と、海の向こうに西嶼坪嶼が見られます。