平渓線の車窓を楽しむ
台湾の北部を走る平渓線は行楽客にも人気の路線です。全線にわたって基隆河の流れに沿っており、渓谷美を堪能できるルートとして親しまれています。平日はやや閑散としていますが、週末を迎えると、行楽客が押し寄せます。終点の菁桐駅までは約50分の道のり。亜熱帯の植物が車窓を埋め尽くし、その合間に美しい渓谷が眺められます。中でもシダ植物が見事なまでに繁茂しており、息を呑むほどの迫力です。平渓線の列車は一時間に一本程度で、十分駅では上下列車の交換風景も眺められます。なお、終点の菁桐駅からは台北方面に向かうバスも出ています。まっすぐに台北へ戻る際は、これを利用すると効率よくコースが組めます。