総統府~「辰野式」で知られた台湾の最高統治機関
総統府は台北市の中心に位置する総統(大統領)の執務場所となっています。建物は日本統治時代の1919年に台湾総督府として開設され、現在は総統府として現役で使用されています。建物の総床面積は2100坪で、赤レンガを多用した「辰野式」として知られるデザインで、竣工時はまれに見る大型建築でした。建物中央には高塔があり、高さが60メートルとなっています。現在は「市民に開かれた空間」となっており、平日の午前中には一階部分が一般公開されています(ウェブサイトで要確認)。台湾の歩んできた道のりや民俗・文化についての展示があります。また、年に数回設定される特別参観日には、大ホールをはじめ、内部の見学もできます。外国人でもパスポートを携帯していれば参観は可能です。